山梨県呼吸ケア・リハビリテーション研究会

第9回研修会 呼吸器疾患に必要なフィジカルアセスメント -身体的情報から評価する-

※過去の講演内容は会員の皆様に振り返り資料として自己研鑽に役立てて頂けるよう、会員専用ページから見ることができます。
会員手続きをしていただければ、専用ページに入ることができますのでご登録ください。

日時:
2018年5月12日(土) 14:00〜16:40
場所:
山梨県立大学 池田キャンパス アクセスマップはこちらから ›
共催:
フィリップス・レスピロニクス合同会社

フィジカルアセスメントとは、患者の身体徴候から症状の把握や異常の早期発見を行うことです。医療従事者にとっては、患者と向き合う際、まず最初に行なうべき基本的な評価法です。今回は「呼吸器疾患に必要なフィジカルアセスメント」をテーマに下記の通り研修会を開催いたします。呼吸ケアに関わる皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第1部講演1/14:00〜14:30

「身体診察から呼吸器疾患を読み解く」

筒井 俊晴先生(山梨県立中央病院/医師)

呼吸器疾患の種類や病態、症状について確認しながら、身体所見を中心とした講義をしていただいた。また、ケーススタディを交えて実践的な考え方について説明され、質疑応答も行なった。会員専用ホームページにて抄録が参照可能。

第2部講演・演習1/14:40〜15:40

「呼吸リハにおけるフィジカルアセスメント」
~身体機能を知るためコツを教えます~

山田 洋二先生(甲府共立病院リハビリテーション室/理学療法士)

フィジカルアセスメントに必要な基本的な知識の確認をした後、視診・打診・触診などのポイントについて講義を行っていただいた。また、視診・打診・触診のポイントを確認した後、触診位置や手の使い方など、具体的な方法についても講義をしていただいた。実技演習ではランドマークの確認、肺や胸郭の動きについて確認を行った。会員専用ホームページにて抄録が参照可能。

ミニプレゼンテーション/15:40〜15:55

「フィジカルアセスメントに基づいた治療デバイスの選択」

笠井 勝信氏(フィリップス・レスピロニクス合同会社)

診断機器と医療機器に使用される機器の説明と紹介があった。呼吸補助、排痰補助装置など、救急から在宅まで使用できるデバイスの紹介があった。

第3部講演・演習2/16:00〜16:40

「呼吸器看護ケアにおけるフィジカルアセスメント」
~問診・視診から病態を知る看護スキルを中心に~

金子 延枝先生(市立甲府病院看護部/看護師)

呼吸器疾患の死亡率など世界での動向に触れつつ、問診の内容や実際に情報を聞く上での注意点を押さえながら、病態や情報をどのように捉えるかについて講義があった。また、禁煙のサポートについて、外見や健康への影響、発症率などの説明をあわせて動機づけする必要性を説明した。各疾患別のフィジカルアセスメントのポイントについて講義を行っていただいた。会員専用ホームページにて抄録が参照可能。